日本酒の原酒を2本買ってきたので早速飲んでみました。
1本目は栃木・相澤酒造の「愛乃澤」。
山田錦100%の純米吟醸原酒です。

味はやや酸味がきいている感じでしょうか。
でも変にきつい酸味ではなく、柔らかい味わいだと思います。
香りもおだやかで品のいい感じです。
ここのお蔵さんは女性杜氏・相澤晶子さんが造っていて、この方は掛田商店という酒屋さんが開催している、「粋楽会」というお蔵の方々と日本酒を楽しむ会に毎年いらしてます。
話した感じではすごくやさしく控えめな方で、その性格が酒質にも現われているように思います。
2本目は京都・木下酒造の「玉川」。山廃仕込の純米無濾過生原酒です。

こちらはとても重厚で甘口ですね。でも糖分が添加されたような甘さではなく、すっと消えていく心地よい甘さです。
香りもやや明るく、この系統の日本酒にしては飲みやすいと思います。
度数については20~21で、日本酒としては最強の部類です。(特殊な造りで酒精強化したものを除く)
ちなみにここのお蔵さんは外国人の杜氏が酒造りをしています。イギリス人のフィリップ・ハーパーさんです。
尾瀬あきらという漫画家が描いた作品に「蔵人 -クロード-」というのがあり、この作中で外国人が日本酒蔵で杜氏を目指す様が描かれていますが、これを地でいったような方ですね。
きっと昔ながらの酒造りの技を忠実に守って造られているでしょう。
非常によい日本酒だと思います。
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